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2015年8月6日
「安否確認」という業務について
我々の業務の中で「安否確認」というのがあります。
文字通りですが、家の中にいる方の安否を確認するわけです。
依頼の流れは色々ありますが、多いのはご家族からの依頼です。
「母と連絡が取れずに困っています。」「息子と連絡が取れず」など。
次に多いのは警察関係者からの電話。
「ご家族から頼まれて、確認に行きたいので一緒にお願いします。」という内容。
多い時は1日に2回という事もあります。昼夜問わずに依頼が入ります。
開けた後にも数々のドラマがあります。
残念ながらお亡くなりになっていることもありますが、それ以外でこんなこともありました。借金取りが来るので引きこもっていた。
居室ではなく浴室の錠が壊れて出られなくなっていた。
夜逃げなのか誰もいない。
開錠作業中に、ひょっこりコンビニの買い物袋を提げて帰宅。「あれ?どーしたんですかあ?」って。ずっこけます!
今は携帯の電波が繋がらないだけで心配になる時代ですから、何回も掛けて繋がらないと「まさか、中で倒れているのでは。」と心配になるのでしょう。
別に住む家族に告げずに旅行に出掛けてしまい、新聞も止めずに行くものですから溜まって閉まっていると「これはただ事ではない。」となるわけです。
いざという時にはご依頼頂いて結構なのですが、お住まいではない場所は、基本的に開けられませんので、お巡りさんの立ち会いをお願いします。
それとご家族や周囲の人に心配を掛けない様にすることも、やさしさです。
どうか身近なお知り合いにマメな状況報告、連絡を取れれることをお願いします。